Windows Live Writer―Windows Live Writer とは
Windows Live Writer の導入の仕方
Windows Live Writer とは、マイクロソフト社が無料公開しているブログ投稿ツール(ブログ編集ツール)です。
次のサイトからダウンロードできます。
ただし、Windows Live Writer をインストールする前提として Microsoft .NET Framework がインストールされていることが必要です。
Microsoft .NET Framework は次のページからダウンロードできます。
ダウンロードの詳細 : .NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ (x86)
Windows Live Writer の評価
MT(Movable Type)などブログのCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)は、ホームページ制作に必要な様々な専門知識や経験、労力を軽減し、今までホームページを持ちたくても持てない人でも簡単にWebページを作成することを可能にしました。
ただし、MTの管理画面で記事を記述するための肝心のフォームはあまりに貧弱です。
そこで、これまで投稿作業を補助するために多くのブログ投稿ツールが登場しました。有名なものでは、ubicast Blogger があります。
しかし、その中でも Windows Live Writer は、一言で言うと、さすがはマイクロソフトという感じの秀逸な出来映えです。
画像のアップロードや編集が容易になっていること、CSS(スタイルシート)の自動読み込みにより、WYSIWYGが可能となっていること、プラグインにより機能拡張が可能なことなどをその特徴としてあげることができますが、特筆すべきは見出しタグがサポートされていることです。
時系列形式の日記サイトならいざ知らず、カテゴリー形式のビジネスブログを構築するとなると、書式やリンク、画像に関するタグしかサポートされていないような投稿ツールでは、あまりに役不足です。
SEO対策の見地からは、サイトのテーマから各Webページのタイトル、その内容である文章にいたるまできちんと階層的に構造化されていることが求められます。
そして、文章の基本的構造を形作ってくれるタグとして、<title><h><p>の3つのタグは最低限必要です。
もちろん、HTMLに関する知識があれば、それを補うことはできるのですが、「誰もが簡単に」ということになると、投稿ツール自体に最低限文章の基本構造を表すタグの入力を補助する機能がある方が望ましいと言えます。
ただし、残念なことに Windows Live Writer は 2006年8月にベータ版が公開されたばかりです。そのため、まだ不具合も多いようです。しかも、まだ日本語には対応していません。
また、今のところは、UI(ユーザーインターフェース)は ubicast Blogger の方が優れているように思います。
しかし、Windows Live Writer のおかげでHTMLを知らなくてもワープロ感覚でWEB標準に近い(文章をきちんと構造化できるという意味で)Webページを自動生成することができるようになりました。
しかも、Windows Live Writer を使って記事を投稿していると、MTというブログシステムは背後に隠れてしまい、MTないしブログ自体は単なるストレージにすぎないという感覚になってきます。つまり、Windows Live Writer がインストールされているマシンでワープロ感覚で文章を作成し、そして、作成した文章を何だかFDDなどのリムーバルディスクみたいなものに保存しているという感覚です。
マイクロソフトにはFrontPage というオーサリングツールがあります。このソフトもサーバー(FrontPage Server Extensions)と連携することで、MT+Windows Live Writer に近い感覚でホームページを作成することができます。
しかし、FrontPage+FrontPage Server Extensions の組み合わせではまだまだシステムはむき出しのままです。これがWindows Live Writer+MT の組み合わせではシステムはかなりオブラートに包まれてきます。
つまり、Windows Live Writer 自体はデスクトップアプリケーションで、現在流行のすべてをブラウザ上ですませるという流れには反していますが、「こちらの世界」と「あちらの世界」をシームレスにつなげてくれる優れたツールだと思います。
また、Windows Live Writer の操作感はワード(Word)に近いものがあり、初めてでも直感的に操作できます。完全自動化という理想にさらに一歩前進できたという印象です。
今後、完成版が公開されたときに様々な問題点が克服されていることを切に期待しています。

